年金支給額が減額される

令和4年4月分からの年金支給額が減額されます。
具体的には「令和4年6月15日(水)」に支払われるものから減額されています。

令和4年度(月額)令和3年度(月額)差額支給額
国民年金(老齢基礎年金(満額))64,816円65,075円−259円
厚生年金※(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)219,593円220,496円−903円
※平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準です。

『年金生活者支援給付金』の支給金額も減額

年金生活者支援給付金はの給付基準額は、物価の変動に応じて、毎年度改定を行う仕組みとなっており、令和4年度は昨年度から0.2%の減額となっています。


具体的には、

令和4年度(月額)令和3年度(月額)差額支給額
老齢年金生活者支援給付金5,020円(※1)5,030円(※2)−10円
障害年金者支援給付金1級 6,275円 
2級 5,020円
1級 6,288円 
2級 5,030円
1級 −13円 
2級 −10円
遺族年金生活者支援給付金5,020円5,030円−10円
(※1)基準額であり、実際の金額は保険料納付済期間や保険料免除期間等に応じて算出されますので、支給金額は0.2%の減額とならない場合があります。
(※2)2人以上の子が遺族基礎年金を受給している場合、この基準額をこの数で割った金額がそれぞれ支払われます。

※年金生活者支援給付金は、公的年金等の収入やその他の所得額が行って基準額以下の年金受給者の生活を支援するために、年金に上乗せして支給されるもので、支給要件に該当しない場合は支給されません。
詳細は「日本年金機構HP」を参照ください。
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/sonota-kyufu/shienkyufukin/rourei.html

物価上昇で生活維持をするのが大変な今、なぜ年金支給額が減額されるのか?
疑問に思うところですが、実は年金支給額は、昨年の物価を基準としているため
現在との乖離が出るわけです。

昨年は、今よりコロナ禍による売上減少により
物価安となっていたため、年金差支給額も減額の判断となっているのです。

早くこの円安、物価高が落ち着いてくれることを願うばかりですが
まだ当面の間は難しそうですね。

対策としては、日常生活費の見直しから始めていくしかないのでしょうか。
できることから始めてみましょう!